FX投資の要「スキャルピング」スタイル

投資取引であるFXは、二つの通貨を売買して為替差益を使って利益を上げていくことを主な目的としています。
その売買の仕方には様々なスタイルがあり、その中の一つに「スキャルピング」があります。
スキャルピングは、FXの特性を充分に引き出したスタイルだと思われます。手法としては、数分から数十分間ぐらいの極めて短い時間で、為替の売買を繰り返していきます。小さな相場の値動きになりますので、一回あたりの利益は少なくなりますが、回数を重ねて売買を行い、利益を積み上げていく形になります。利益が分散する分、損失も一回ごとの値は小さくなりますので、リスクの管理は比較的にし易いと思われますが、取り引きをしている間は、常に市場の動きを追っていかねばならず、取り引き以外に手が回らないというような難点もあります。
このスタイルで利益を上げるために必要なものは、予測を当てていくのはもちろんですが、やはり取引回数の多さになります。一回の利益が少ないので、取り引きごとに発生する手数料は少額か無料が望ましいですし、またスプレッドと呼ばれる売買値幅を元にした業者の取り分も小さな値の方が良いでしょう。コストを抑えることがそのまま利益につながっていきます。

この他で注意すべき点は、取引業者の取引システムの強さ、約定力の強さになります。注文を繰り返し行うため、コンピュータシステムがぜい弱で注文自体が確定できないとなると、せっかくの大きな利益を掴のチャンスに注文を行ったのに、実際はそのタイミングで注文が確定せず、タイムラグにより小さな利益しか受け取れなかったり、リスク回避のために損失が出そうな時に売り注文を出していたのに、それがずれ込んでとても大きな損失を出してしまったなど、投資取引に致命的な影響を与えます。
こうした発注と確定の差の事をスリッページと呼びますが、これを回避することもスキャルピングには重要なことになります。利益が小さいので、緻密な売買が正確に行われないと、せっかく時間をかけて積み上げていった利益を一瞬で失うこともあり得るのです。
まずは取引業者を選考するときに、約定力が高いところを選ぶのももちろんですが、投資取引を行う時間帯などをずらすことで回避できる場合もあります。
スリッページが起きやすいのは、為替相場の動きが活発になる時です。
例えば経済指標など重要なニュースが発表される前後や、市場の休日明けの時間帯などは、それに伴って為替相場が乱高下をすることがあったり、注文が殺到しやすくなっていたりします。
これは大きなチャンスでもありますが、当然スリッページも大きくなりやすく、あえてここで投資を行わなければ、巻き込まれることなく損失を被ることもありません。
投資取引では、利益を産むことも大切ですが、場合によってはそれ以上に損失を背負わないことが、勝率を上げる秘訣でもあります。
コストを抑えて、損失を回避していけば、おのずと利益が浮かんで出てくることになるでしょう。